☆ 淮南子 ~2~ ☆
『 人 間 萬 事 塞 翁 馬 』
「淮南子」
(読み下し)
「人間(じんかん)万事(ばんじ)塞翁(さいおう)が馬」
(意訳)
人生は吉凶・禍福が予測できないことのたとえ(広辞苑)。
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近塞上之人、有善術者。
馬無故亡而入胡。人皆弔之。
其父曰、此何遽不為福乎。
居數月、其馬將胡駿馬而帰。
人皆賀之。
其父曰、此何遽不為禍乎。
家富良馬。
其子好騎、墜而折其髀。
人皆弔之。
其父曰、此何遽不為福乎。
居一年、胡人大入塞。
丁壮者引弦而戦。
近塞之人、死者十九。
此獨以跛之故、父子相保。
故福之為禍、禍之為福、化不可極、深不可測也。
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中国の北方に占いが得意な老人(塞翁)が住んでいました。
さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり,
国境には城塞がありました。
ある日,老人が飼っていた馬が北の胡の国の方角に逃げてしまいました(①)。
この地方の馬は良い馬(駿馬)が多く,
近所の人々は気の毒がって老人を慰めに行きました。
ところが老人は残念がっている様子もなく,
「このことが幸福にならないとも限らないよ。」と言いました。
そんな出来事から,しばらく経ったある日,
逃げ出した馬が胡の良い馬をたくさんつれて帰ってきました(②)。
そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと,
老人は,「このことが災いにならないとも限らないよ。」と言いました。
しばらくすると,この老人の息子が,その馬から落ちて足の骨を折ってしまいました(③)。
近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと,
老人は,「このことが幸福にならないとも限らないよ。」と言いました。
そんな出来事から,1年後,胡の異民族との間に戦争が起こりました。
城塞周辺に住んでいた若者たちはすべて戦いに行きました。
そして,何とか胡人から守ることができましたが,
戦争に行った若者は,10人のうち9人が,その戦争で死んでしまいました。
しかし,老人の息子は足を負傷していたので,戦いに行かずに済み,命を失うことはありませんでした(④)。
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今日は,皆さんも誰もが一度は聞いたことのあるこの言葉について考えてみましょう。
文章が長いので,今日は「淮南子」(『淮南鴻烈解』が正式名称です。)の内容を紹介して,明日,私が思うところについて述べてみたいと思います。
「人間」ということばは,「にんげん」と読む人も多いですが,
「世の中,世間」というものは,と言う具合に解釈することが多いため,
「じんかん」と読むのが正解かと思われます。
では,続きは明日~ ♪
晩 上 好 ![]()
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